外国為替証拠金取引(FX)の基礎知識

はじめての「通貨オプション取引」について

「通貨オプション取引」とは何か?


通貨オプション取引とは!

通貨オプション取引とは、

「通貨を一定期日、または、一定期間に一定のレート(相場)で売買する権利」を売買する取引のことをいいます。

この時の売る権利を
プット・オプション


買う権利を
コール・オプション


といいます。
また、このオプションの価格(権利の価値)をプレミアムと呼びます。

つまり、通貨オプション取引とは、

プレミアムを払ってオプションを買い、オプションを売ってプレミアムを得るという取引

になります。
この時に適用されるレートはストライク・プライス(行使レート)といいます。

通貨オプション取引の例 ある企業が3ヶ月プット・オプションをストライク・プライス111.20円で100万ドル買うためにプレミアム500万円(1ドルにつき5円)払った場合、

この企業は3ヶ月以内であれば市場の相場に関係なく、、いつでも111.20円で100万ドルを売る権利を持ったことになります。

当然、直物レートが111.20円以上である時は売りません。
(市場でドルを売った方が有利なため権利を行使する必要がない)
1ドルに対して5円のプレミアムを払っているので、レートが1ドル106.20円になった時に利益が発生するわけです。
また、逆にドルが上昇した時でもコストは500万円だけですからリスクを避けることができます。

◆この通貨オプション取引の目的は

外貨債権や債務のヘッジ(リスクの回避)
銀行がオプションのポジションを取ることによって為替差益を得る


などが挙げられます。

オプション取引のポイントとは!


オプション取引とは?
「ある期間に、あるレートで、売買する権利を取引することです。」
つまり、以下のようになります。

◆ある期間に!(一定期間、または一定期日に)

◆あるレートで:ストライクプライス(行使レート)

◆売買する:プットオプション(売)コールオプション(買)

◆権利を取引する:プレミアム(権利の価値)を払う

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