外国為替証拠金取引(FX)の基礎知識

はじめての外国為替取引「売買レート」について

外国為替の各種の「売買レート」について


◆売買レートについて!

外国為替の各種の「売買レート」について説明します。

トラベラーズチェック(TC)
トラベラーズチェックとは、
トラベラーズチェック(TC)海外旅行において、現地通貨に交換したり支払いに使う小切手のことです。
トラベラーズチェックは旅行小切手ともいいます。支払いはサイン1つで現金と同じように使えて、盗難や紛失しても再発行してもらえる、さらに、現金で現地通貨と交換するよりも一般的にはレートがいい、などのメリットがあります。
トラベラーズチェックは為替業務を行っている銀行、信用金庫、郵便局、農協、両替ショップ、旅行案内所、大学生協などで購入できます。
また、銀行にとってもTCはしばらく経った後に使われるため、実質的な預金と同じです。
しかも発行の際に手数料をとることができるので、紛失時の保証が必要とはいえ、収益性の高い商品であるといえます。

私たちが銀行でTCを買う時には、電信売り相場(TTS)が適用されます。
(仲値に1円の手数料を加えたレート)

TCを売る時には、電信買い相場(TTB)が適用されます。
(仲値から1円の手数料を引いたレート)



外貨建て小切手
外貨建て小切手とは、
売買レート 外貨小切手海外の銀行が発行した小切手のことです。
これを日本の銀行で現金に換える場合は、一覧払い買い相場が適用されます。
これは、電信買い相場(TTB)から郵便日数の金利分に相当するコストを引いたレートになります。
つまり、銀行は買い取った外貨建て小切手を海外の支払い銀行に郵送して現金をもらうことになり、郵便日数の立替払いになるためです。 一覧払い買い相場は銀行によって異なります。

外貨キャッシュ(現金)
外貨キャッシュ(現金)結論からいうと外貨現金の売買レートは私たち顧客にとって非常に不利な場合が多いです。 銀行は顧客の需要に応えるために常時外貨をキャッシュで保有しなければなりません。 そのため海外から現金を郵送してもらう必要があるわけですが、現金の郵送には当然保険を掛けなければなりません。(保険料を払う)
しかも、保有していても利息を生み出すわけではないので無駄なキャッシュを管理しなければならないわけです。
このような理由によって外貨のキャッシュを売買する時には私たち顧客にとって不利なレートが適用されてしまいます。
TTC、TTBからさらに2円から4円も不利なレートになることが多いのです。
従って、私たちは海外旅行に行った時など外貨の保有は最低限度にしておいたほうが無難です。

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