外国為替証拠金取引(FX)の基礎知識

はじめての「スワップ取引」について

外国為替の「スワップ取引」とは何か?


◆スワップ取引とは!

スワップ取引とは、

受渡し期日が違う2つの通貨間の売りと買いを同時にする取引のことです。

売りと買いの取引を同時にする取引ですから、期日のズレから生ずる売相場と買相場の差額で取引することになります。
このときの差額をスワップコストと言います。

直物と先物、先物と先物を同時に売買して、収益を狙う取引になります。

例えば、

3ヶ月先物を1000万ドル買いながら同時に6ヶ月先物を1000万ドル売る

という取引がスワップ取引です。

☆では、なぜこのような形で取引する必要があるのでしょうか?

為替差益を狙う投機的取引
スワップレートは2つの異なる通貨に金利差の変動によって動きます。
であれば、この金利の変動を予測することでスワップポイントを得られるわけです。

外国為替レートの変動リスクを避ける
外貨建ての株式や債券を保有しようとする時、直物外貨で買うと同時に先物での外貨売りも行い、保有期間の外国為替レートの変動によるリスクを回避するためにスワップ取引をします。

先物為替を作る
銀行間市場は先物市場と直物市場によって構成されています。 この時の先物為替の値決めや、ポジションを作る時は、直物レートとスワップレートから先物レートを算出します。

為替差益を狙う「投機的スワップ取引」とは!


(例)
6ヶ月のドル/円のスワップレート:1円20銭という局面で!

6ヶ月先物買い、直物売りのスワップして、
1.20ポイントを一旦払います。

これがしばらく後に、ドルと円の金利差が広がり、6ヶ月のスワップレートが1円40銭になったとすると、

この場面では、反対のスワップ(直物買い、先物売り)取引で、1.40ポイントを得ることができます。

これで、この2つのスワップが相殺され、ポイントの差異
1.40-1.20=0.20ポイント

つまり、1ドルあたりに20銭の利益を得ることになります。

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