◆外国為替と投機について
有力なスペキュレーターなどによる投機によって、外国為替の売買金額は連鎖的に数十倍にも膨れ上がって相場に大きな影響を与えます。
大多数の人が同じ相場観を持って行動している時(例えばドルが下がるだろうと考えてドルを売っている時)なら、逆の売買をすることで(つまりドルを買う)相場の動きが反対方向に傾くことがあります。
みんながドルを売っているときにはドルのレートは当然下がります。
やがて、ドルを売る人がいなくなればドルの下落は止まります。
この局面で投機家が投機的にドルを買い始めれば、彼らにドルを売る銀行のドルの売り待ち額が大きくなりすぎて、限界に達すると銀行は他の銀行からドルを買戻し始めます。
これは、銀行間で連鎖的に起こりますので、ドルのレートが上昇を始めます。
そして、ある程度上昇すると、それ以上ドルの売り待ちを持ち続けることが出来なくなった銀行から順に元のポジションまでカットしてスクエアにするはずです。 (つまりストップロス)
このストップロスが出始めるとドルの上昇がさらに加速していきます。
投機家はこの時の収益を狙っているわけです。 これが、投機家が投機を試みる理由の一例です。 ただし、今は、市場の規模が大きくなっているのでこの仕掛けも失敗することが多くなってきているようです。

外国為替証拠金取引(FX)の基礎知識
外国為替レートの投機について